メンバー:単独
コース概要=シュナイダーコース駐車場(4:17)ー急登の始まり(4:54)ーかくれんぼ石(6:30)ー石狩の肩(7:08)ー石狩岳山頂・軽食(7:51)ー下山(8:30)ー石狩の肩(8:54)ー急坂終了(10:08)ーシュナイダーコース駐車場(10:40) 所要時間=6時間23分
温泉:幌加温泉 ・鹿の谷温泉旅館
交通手段=前日、糠平キャンプ場にテント泊し翌日、レンタカーにて登山口へ
山頂方向に陽射しが 熊笹の中の登山道
糠平温泉のキャンプ場でテント泊、朝3時前には起床しキャンプ場をレンタカーにて登山口へ。昨日登ったニペソツ山と同じ林道へ入るので調べる必要はない。林道を何km走っただろうかようやく数台の乗用車が停まる駐車場に到着した。
準備をしているとテント泊している方々も起きだしていた。あれが石狩岳だろうか、朝日が射し始めた大きな山が見えていた。シュナイダーコースに入って熊笹の茂る中の登山道を大きなクマよけ鈴を鳴らしながら歩き始めた。平坦な登山道をしばらく歩き、川を渡っていよいよ急登になる地点に到着した。
最初からかなりの急登 高度をあげると二ぺが
気合を入れて熊笹の茂る急な斜面を登り出したがすぐに道迷い、約10分間にわたって道を探しようやく本来の登山道へと戻れた。しかし、この後の登山道は分かりやすく、この最初の急坂だけが不安な場所であった。ピンクのテープを頼りに尾根歩きが続いた。
尾根歩きを続け高度を上げるが、昨日よりも天候が良く夏とは思えないように澄んでいる。更に高度を上げると昨日登ったニペソツ山の尖った峰が見え始めた。
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山頂から続く峰が見える ダケカンバと青空がいい
尾根から振り返る ハイマツを分けながら進む
尾根歩きもかなりの急坂で岩場や滑りやすい場所もあった。登山道の左前方には山頂から続く峰々も見られるようになる。ダケカンバの樹林帯の中の登山道は緑の葉と青空のコントラストが綺麗だった。シュナイダーコースの最後はハイマツの中の登山道、ハイマツをかき分けながら石狩の肩に飛び出た。
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石狩の肩・後方大雪山 大雪山のアップ
目の前に石狩岳が 花々とニペソツ山
石狩の肩に出ると素晴らしい展望が、残雪の大雪山が表示板の真後ろに広がっていた。そして目の前に迫った石狩岳の大きいこと。石狩の肩周辺はお花畑が広がるが、まず目につくのはコマクサである。そんなに大群落ではないが疲労を忘れさせてくれるのであった。歩きだすとチシマノキンバイソウの向こうにはニペソツ山が見えていた。
石狩岳山頂 隣の音更山
トムラウシ山のアップ 大雪山から忠別岳
以前縦走した大雪山からトムラウシ山への素晴らしい稜線
まだ誰もいない登山道を石狩岳の最後の急登を行く。周囲にはお花畑が広がっているため、写真撮影に何度も止まるのであまり疲れはしない。ついに目標としていた北海道三山目の石狩岳に登り切った。しかし今日の天候は三山目にふさわしく360度の大展望が待っていた。
何といってもすごいのは以前縦走した大雪山からトムラウシ山へ続く稜線だろう。言葉には言い表せない展望が続いているのだ。他にもニペソツ山、すぐ近くの音更山等素晴らしい景色が広がっていた。素晴らしい展望を見ながら軽食をとっていると若い男性が到着、すぐに小石狩岳方向へと歩いて行ってしまった。
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石狩岳山頂 隣の音更山
トムラウシ山のアップ 大雪山から忠別岳
いつまでも山頂にいたいがそんなわけにもいかず、北海道最後の山から下山を開始した。山頂から下り始めると何組かの登山者が登って来ているのが見えていた。石狩の肩までの間に6人の登山者に会ったが、昨日ニペソツ山で出会った単独男性と男女2名の登山者もおり、「昨日も会ったねー」と言うと「今日も早いですねー」と声を掛けてくれる。「頑張って」と声を掛けて下山を続けた。
石狩の肩からの尾根下りでも何組かの登山者と出会うが、さすがにこの急登に皆疲れているようであった。標高差は大きいが距離がないのであっと言う間に平坦な道まで下り切る。朝迷った道も下山時には普通に下れたのであった。3日間の北海道の山行きは今までにない最高の天候に恵まれ、北の大地で自然を満喫した。あーまたすぐにでも来たいなーと思いながら北海道を後にした。
石狩岳で見かけた花々
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