メンバー：2名

コース概要＝白根火山駐車場（1：45）ー逢ノ峰（2：05）ー本白根登山口（2：15）ー空釜（2：43）ー最高地点（3：18）ー展望台（3：40）ー空釜（3：55）ー白根火山駐車場（4：30）　所要時間＝2時間45分

昨年高峰高原に行ったが、本年も植物の様子を見に行き、その後本日のメインである草津白根山へと向かう。万座温泉を通過して湯釜があることで有名な白根火山駐車場に車を停める。

本日は湯釜には行かず駐車場前の弓池の脇から逢ノ峰に登る登山道を行く。本白根登山口まで車で行けるようだが、そこまで行ってしまうと距離が短そうなのでこちらを選択した。
登山道をしばらく登り振り返ると白根火山駐車場と弓池がかなり下に見えている。また湯釜の釜は見えないが位置は良くわかる。

逢ノ峰の東屋に行くと親子3人が休憩中であった。そこからは左手にリフトの終点を見て、スキー場のゲレンデを下って行く。
雪のないスキー場を下るのは始めてである。下りきると本白根登山口となり、白根火山駐車場から来ている車道があった。

リフトの右側を歩いて行くと登山道らしくなって周囲にはマイズルソウ、イワカガミ、コケモモ、ツマトリソウ等が咲いていて退屈しない。
女性の５名グループがしきりに笹の中を見ている。どうやらタケノコの小さいものを探しているようであった。

登山道を行くと空釜という水のない釜の周囲へと到着する。そこからは右斜面の茶色い土の上にコマクサが一面に咲いていた。
ゆるやかに下って左の空釜の中にニホンカモシカがいるのを発見する。少しの間眺めていると人の気配が感じたのか右斜面を急いで登って行った。

登り返して鏡池分岐という地点になり、そこからは左右の平坦な登山道にコマクサが咲いていて、その数には驚かされる。
コマクサを見ながら最高地点へと向かうと登山道左側を見て立ち止まっている人がおり、「白いコマクサがあるよ」と教えてくれた。その花は赤やピンクのコマクサの中に二輪しかなく良く目立っていた。

写真撮影をして最高点へと登り着き、再び左右のコマクサを十分鑑賞して鏡池分岐へと戻り、展望台と呼ばれる場所へ木の階段を登って到着した。
そこからはさすがに展望台というだけあって広い本白根山のすべてが見下ろすことができて休憩には最高の場所であった。

帰りは来た登山道を戻り本白根登山口からは車道を歩いて白根火山駐車場へと向かった。その道には多くの大学生らしき男女の陸上部員が走っていて長距離走のトレーニングをしているらしかった。
駐車場へ戻って草津温泉に向かい有名な西の河原露天風呂を探して入浴するが、非常に熱い温泉で長くは入っていられなかった。

コマクサで有名な草津白根山は誰でも簡単に登れることができ、高山気分を味わえる名山だと思った。