メンバー：単独

コース概要＝登山口(6:38)ー赤沢分岐(6:57)ー高下岳分岐(7:15)ー和賀川徒渉(7:35)ーコケ平(8:40)ー和賀岳山頂(9:12)ー下山(9:20)ーコケ平(9:40)ー和賀川徒渉(10:22)ー高下岳分岐(10:56)ー赤沢分岐(11:09)ー登山口(11:23)　　所要時間＝4時間45分

温泉：不老不死温泉

交通手段：前日＝圏央道ー東北自動車道ー秋田自動車道を使用し岩手県の錦秋湖SAで車中泊　翌日西和賀町の登山口へ　

このところ毎年行っている東北へ、今年もまだ残っている２００、３００名山を目指しみちのくへと入った。雨だった天候が徐々に回復してきたので、当初の予定度どおり和賀岳の登山口へと向かった。岩手側の林道は舗装から未舗装へと変わったが危険な個所はなく登山口へと到着した。

 
　　　　　　　　　　 　  高下登山口 　　　　　　　　　　　　　　　　                  いきなり急坂
 
　                       赤沢分岐へ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　     ブナ林を行く

秋田側の登山道への林道は工事のため通行不能、岩手側の高下登山口を出発、すぐに急な登山道となり汗が噴き出す。ひたすら急な登山道を上り赤沢分岐点へ、ここからは緩やかな登山道に変わった。ブナ林の中の広い登山道を快適に上って行った。しかし、最近秋田県では熊に襲われ４名の方々が命を落とされ、この山も熊が多くいるらしいので自然と足早歩きになる。

 
　　　　　　　　　　　　高下岳分岐点 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここから和賀川へ
 
　                     水場を示す表示 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和賀川徒渉地点

広い登山道を行くと高下岳への分岐点、その後平坦な登山道を進んで和賀川への下降点となる。たいして下らないであろうと思っていたが、和賀川へはかなり下るので、帰りにここを上るのはやだなと思いながら下った。和賀川へと下り切り、何とか徒渉しないで通過できないかと場所を探すが見つからない。サンダルも持ってきてはいたが、予備の登山靴もあるのでそのまま登山靴で通過してしまった。

 
　　　　　　　　　　　周囲が明るくなる 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　急な登山道が続く
 
　                   　 右手に稜線が 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　コケ平へ到着

和賀川を通過し、ここからコケ平への急登が本日の一番つらい場所である。幸い登山靴はあまり濡れなかったので、快適に急坂へアタックで来た。７時を過ぎ周囲は明るくなり、展望を期待しながら急登を続ける。ここの急登はかなり時間を要すとヤマレコのレポートに書かれていたが、約１時間コケ平へと上り切ることができた。

 
　　　　　　　　　　　シシウドと和賀岳 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　  　ツリガネニンジンと
 
　                   お花畑を進んで行く 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　近付く和賀岳

コケ平に飛び出ると目的の山である和賀岳が姿を現す。ここからはすごいお花畑なので快適に上って行ける。シシウド、マルバダケブキ、ツリガネニンジン、ハクサンフウロ等の花々が迎えてくれるのであった。そして徐々に和賀岳が近付いてきた。

 
　　　　　　　　 　　　いい稜線だなー 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　山頂はもう少し
 
　                 　 和賀岳山頂に到着 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニッコウキスゲ群落

和賀岳が近付くと天候はますます良くなり、周囲の山々の稜線が美しかった。山頂直下のニッコウキスゲの群落の中の登山道を上ると 和賀岳山頂であった。山頂に飛び出てびっくり、雲海の上に浮かぶニッコウキスゲの大群落は今までどの山でも見た事がない景色であった。

 
　　　　　　　　　　和賀岳の表示はこれだけ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どこを向いてもお花畑だ
 
　                 　  こちらも大群落 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コケ平に向かって

山頂で３６０度の展望を眺め、ニッコウキスゲの大群落を観賞、今まで見た事のない山頂にいつまでもいたいと思うのであった。しかし、そうもいかないので来た登山道をコケ平へ向かって下山を開始する。

 
　　　　　　　　　　　  さらば和賀岳 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  釣り人と出会う
 
　                　 ブナの木を見上げる 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　十二湖へ寄り道

コケ平に戻り最後に 和賀岳を振り返り本当の下山、和賀川へと一気に下って行った。途中、登山者２名と行き交い、この時期だから平日に来る方もいるんだなと思う。和賀川へ下り、また登山靴のまま徒渉しいよいよ来る時に帰りはやっかいだなと思った坂を上って行く。

この坂でテント装備の釣り人と遭遇、登山者だけでなく釣りのためにここへやって来る人がいるのだ。坂を上り切った後は登山靴へと戻るだけ、今日も事故なく登山を終了する。その後は乗用車で今日宿泊の青森県の不老不死温泉へ向けアクセルを踏む。途中、有名な十二湖へ寄り道、中でも有名な青池の幻想的な風景を見る。

 
　　　　　　　　　　 夕陽が沈むのを待つ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　風呂から沈みゆく夕陽
 
　                  　 翌朝の露天風呂 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  最高の温泉です

不老不死温泉に到着後は早速有名な露天風呂に浸かり、他の入浴者と共に沈みゆく夕陽を眺める。約１時間くらい見ていたであろうか、今まで見た事のないような素晴らしい夕陽を眺め東北の１日目は過ぎていくのであった。あーやっぱり東北の景色は素晴らしい。