メンバー：単独

コース概要＝黒湯温泉駐車場(10:00)ー一本松温泉跡地(10:40)ー１２７３ｍ地点(11:23)ー乳頭山山頂(11:45)ー下山(11:50)ー一本松温泉跡地(13:06)ー黒湯温泉駐車場(14:03)　　所要時間＝4時間03分

温泉：一本松温泉跡地の露天に浸かった

交通手段：前日＝東北道を使用岩手県の紫波SAで車中泊　翌日乳頭温泉郷の黒湯駐車場へ　
　

本年も２００名山歩きのために東北へ、しかし北海道同様天候がイマイチのため２００名山１山・３００名山２山の山行きであった。まずは初日に悩んだ挙句、乳頭温泉郷の黒湯から乳頭山を目指した。

 
　　　　　　　　　　　黒湯温泉から入山 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずは歩きやすい道
 
　                      橋を渡って登山道へ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　沢の水が白くなる

黒湯温泉の駐車場に行くとさすがお盆休み、秋田県外の車の多いこと駐車場は７割位はうまっている。準備後、曇り空の下まずは黒湯温泉へ、黒湯温泉の横を歩いて行くと乳頭山への道標がある。広い道を行けば温泉を引いているパイプが続いていた。

橋を渡ると登山道、この登山道がひどい、笹が行く手を邪魔しているうえに雨で濡れているのだ。笹をかき分けながらの歩きが続き、その後は沢の中を行くが水が白く濁っており、以前はあった温泉地が近くなる。

 
　　　　　　　　　　　　最高の秘湯である 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　階段状の登山道
 
　                     ハクサンシャジン 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウメバチソウ

以前は旅館もあったという一本松温泉跡地に到着、そこには乳白色の露天風呂が残っており最高の秘湯である。下山時に入浴したが、温度は適温でまたいつか入りに来たいなと思わせる秘湯であった。ここまでほとんど高度を稼がなかったのでここからが本当の登山であった。

曇り空の下、階段状の登山道で高度を増す、途中で遠く雷の音が聞こえたので山頂への足を速めた。笹の中ノ登山道にもハクサンシャジンやウメバチソウが疲れを癒してくれる。

 
　　　　　　　　　　　あれが山頂ではない 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花畑も残っていた
 
　                   　 オヤマリンドウか 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 独特の山頂へ到着

高度を上げると上部の山容が見え、あれが山頂かと上って行ったが山頂はまだまだ上であった。ヤマハハコやオヤマリンドウ等の花畑を観ながら更に上部へ。ガスの中で、左手から来るコースと合流すると山頂はすぐであった。乳頭山と名のとおり、山頂部分は突起していて崖になっている。

 
　　　　　　　　　　　　乳頭山山頂にて 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アキノキリンソウ
 
　                  山頂を見て下山開始した 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　並んだオヤマノリンドウ

ほとんどガスの中の山頂でセルフタイマーを使用し記念撮影、景色が見えないので早々に山頂を後にした。周囲にはアキノキリンソウやオヤマリンドウがガスの中にも美しかった。合流点を少し下ると疲れた妻が上って来ていた。妻には悪いが雷の音がしたので１人で足早に山頂を目指したのだ。

 
　　　　　　　　　　　木道脇のアザミ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下山は妻とゆっくり
 
　                 　  ウツボグサも多い 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　黒湯に無事帰還

どうやら雷は遠ざかったようで、下山は妻と共にゆっくりと下って行く。一本松温泉に１人で浸かり大満足、最後はあの笹をかき分けながら黒湯へと戻って行くのであった。東北も曇り空の登山、しかしここへ来れるだけで幸せだなと思いながら駐車場へと戻った。