白砂山・2010年10月16日

為五郎の山行き歴　2012年

初冠雪と紅葉の素晴らしい
秋山郷の名山・鳥甲山（2038m）と切明温泉・2012年10月24日( )

メンバー：６人

コース概要＝和山登山口(6:40)ー岩場(7:37)ー白嵓の頭(9:08)ー鳥甲山山頂・昼食(10:39)ー下山(11:03)ー白嵓の頭(12:28)ー岩場(13:41)ー和山登山口(14:43)　　所要間＝8時間03分

温泉：切明温泉・雪あかり　

交通手段＝自宅ーあきる野市(日の出ＩＣ～圏央道～鶴ヶ島ＪＣＴ～湯沢石打ＩＣ)湯沢町ー津南町ー栄村　　　　　　　　　※復路は往路の逆

後輩たちと長野県の秘境である秋山郷にある鳥甲山に行くことになり、乗用車２台で雨の関越を行く。本日は雨であるが明日は好天を期待できるようなので紅葉は良いのではないか。前日は予約しておいた温泉でいつものように宴会だ。私は仕事であまり眠れなかったので早めに就寝した。

 
登山口からは雪の山が見えた　　　　　　　　　　　　　　　　　徐々に紅葉が良くなる

翌朝、宿を出ると何と好天の予報の空からは雨が落ちている。全員、雨男と言われている後輩１名に「また雨かよー。」とその後輩のせいにした。雨の中、車で登山口まで行きとりあえず朝食、車の外に出てびっくり、何と目指す山の高い部分の樹木は雪で真白であった。

準備後、まだ少し雨の落ちる中を歩きだすといきなりの急登に皆無口となった。徐々に高度を上げると紅葉が良くなるが、周囲は全く見えない状態であった。

 
雪が降り出した登山道　　　　　　　　　　　　　　　　　　　振り返ると雪の下に紅葉が

急登を続け尾根まで出ると駐車場付近から見えた場所なのか、周囲には積雪が見られるようになった。高度を上げて行くにしたがい紅葉の上に積もる雪は多くなり、登山道も白くなっていく。ある岩場が現れ、鎖が掛ってはいるが雨のため皆苦戦してそこを越えた。

降り続ける雪、登山道は完全に見えなくなりヤセ尾根もあるので慎重に歩いて行く。白嵓の頭の手前の斜面はびっしりと熊笹が生えているのだが、積雪で登山道をふさぎ払いのけながら進むのに苦労をした。白嵓の頭までどうにか上がるものの、休憩場所もないためすぐに山頂方向への平坦な道を行く。

 
通行止めのカミソリ刃　　　　　　　　　　　　　　　　      積雪で滑りやすい尾根

一旦かなり下って再び熊笹をかき分けながら登って行くとまた岩場が、右下は直角に落ち積雪のためかなり危険なので１人づつ慎重に通過する。目の前に立ち入り禁止の表示が立っている地点に到着、どうやらここがカミソリ刃と呼ばれる一番の危険な地点のようであるが現在は通行禁止であった。

カミソリ刃を巻いて通過し、アップダウンを繰り返しながら全く見えない頂を目指す。鎖の設置された積雪で滑りやすい尾根を通過すると山頂直下となるが、雪は降り続き皆帰りが不安のようである。

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　　山頂直下の斜面　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　積雪約５㎝の山頂にて

山頂への分岐点まで登ると数分で山頂である。狭い山頂に到着、当然この雪では誰もいない。山頂にて昼食、温かいスープをすするものの、歩いている時とは違い手足が寒い、寒い。普通ならば山頂に１時間余りいるのだが、皆早く下山したくてしょうがない様子である。



   下山時は積雪と紅葉が美しい

寒い、寒い山頂から下山開始、積雪の急坂で何度も滑りながら降下、アップダウンを繰り返し、熊笹をかき分けながら来た道を戻って行く。白嵓の頭まで戻ると上空には青空が見え始めた。高度を下げて行くと素晴らしい光景が待っていた。紅葉の中に延びる一筋の白い登山道、本当に綺麗な景色であった。

 
　　斜面全体が紅葉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正面に苗場山も見えた
 
素晴らしい紅葉が続いた　　　　　　　　　　　　　　　　　ある地点から紅葉を見下ろす
 
ダケカンバも良い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秋山郷を見下ろす

下山時は天候も回復し錦秋の登山道で快適そのものであった。特に尾根の右手の斜面の紅葉は素晴らしい。いろいろな場所で写真を撮影しながら下るが、後輩達もこの素晴らしい景色を眺められて満足のようだ。正面にはやはり雪景色の苗場山も見え、展望も良くなっていった。

今が盛りの素晴らしい紅葉を見続けるが、朝は全く見えなかった景色なので感激もひとしおで見あきることはない。秘境秋山郷を見下ろしながら下り続け、膝が痛くなってきた後輩を時々待ちながら行く。

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山全体が色付いている

 
　美しい斜面の紅葉　　　　　　　　　　　　　　　　　岩場を慎重に下る

その後も紅葉の中の登山道を下って行く。朝も苦戦した岩場に至り、1人づつ慎重に下るが皆足腰に来ており危ない場面もあったが無事に下り切った。積雪は完全になくなったが、登山道はぐちゃぐちゃでかなり滑りやすく気を抜けない。最後の樹林帯の中の急斜面を下って行けば駐車場が近付く。

 
切明温泉の河原の湯　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秋山郷から鳥甲山

駐車場まで戻り、泥だらけになった靴等を近くに水場で洗った後、汗を流すため再び切明温泉を目指す。河原にお湯が沸いているという場所に行ってみるが、昨夜の雨のため川が増水したとのことでお湯は超ぬるい。良い場所には男性1人が入っているので入れず、どうにか私だけが熱い源泉の近くの川に入る。

しかし、そんな場所に長くはおれず、結局川近くの宿の温泉に入浴し本日の雪山登山の疲れをとった。誰もが思いがけない雪と素晴らしい紅葉を目に焼き付けて秘境秋山郷を後にした。

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初冠雪と紅葉の素晴らしい 秋山郷の名山・鳥甲山（2038m）と切明温泉・2012年10月24日( )

初冠雪と紅葉の素晴らしい
秋山郷の名山・鳥甲山（2038m）と切明温泉・2012年10月24日( )