 メンバー：２人
コース概要＝三ッ峠登山口(10:11)ー駐車場(10:24)ー休憩場(11:01)ー三ッ峠山荘(11:33)ー三ッ峠山頂(11:49)ー広場・昼食(12:00)ー下山(12:35)ー鉄塔(13:45)ー天上山(14:43)ーロープウェイ山頂駅(14:51)ーロープウェイ駐車場(15:40) 所要間＝5時間29分
 温泉：河口湖温泉・温泉寺
 交通手段＝自宅ー上野原市ー大月市ー富士河口湖町
カチカチ山ロープウェイ駅前から三ッ峠登山口まではバス使用 片道６８０円 ※復路は往路の逆
 
西桂町からの三ッ峠山 ロープウェイ駅周辺の紅葉
 最近の急な冷え込みで紅葉も標高を下げてきている。本日はかなり前に行ったことのある山梨県の三ッ峠山へ行ってみることにする。河口湖駅９時４０分発の三ッ峠登山口行きのバスに間に合うように一般道を行く。西桂町に入ると真横に三ッ峠山が見えるようになった。
河口湖駅まで行ってみると駅前には有料の駐車場しかないため、観光協会に聞いて下山予定のロープウェイ駅の駐車場に車を停める。この辺りの紅葉もかなり進んでいて綺麗であった。目の前のバス停からバスに乗り登山口へ、車内に登山者は他に９名、平日だがまあまあの人である。
 
登山口付近の紅葉 紅はやはり目立つ
 
しばらくは車道歩きが続く 車が多く駐車していた
登山口バス停から車道を歩きだすとこの辺りの紅葉は今が盛りのようである。紅葉を見ながら車道をかなり行くと駐車場があり、乗用車約３０台が停まっておりかなりの登山者が山に入っているようだ。車道から林道に入って岩のゴツゴツした歩きにくい道を行く。
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山の斜面の紅葉もまあまあ ゆっくりと紅葉の中を行く
紅葉を撮影しながら徐々に高度を上げて行くが、今日は上り１時間３０分と短いのでゆっくりと進む。林道はジープのような四駆は上れるであろうが、かなり斜度があり大変な悪路もある。実際、タイヤの跡があるので山頂付近の山荘の車が上っているのであろう。
 
山荘手前のカラマツ 都留市方向を見下ろす
 
山荘から雲がかかった富士山 広場から山頂を見上げる
平坦になっては上り、また平坦になっては上りを繰り返し、最後に長い平坦な道を行くと山荘に到着する。山荘の休憩所から富士山を見るが、山頂付近にはかなりの雲が横たわっている。眼下には都留市街と思われる市街地、そして山頂直下のロッククライミングの名所も見えている。
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山荘と御巣鷹山 山頂から御坂黒岳方向
 
山頂から富士さん方向を見る ススキの茂る下山道
広い広場に出ると西側には行ったことのある御坂黒岳や十二ヶ岳が良く見えている。山頂に行って来てから昼食にしようと、団体登山者が休んでいる山荘前を通過し最後の坂へ。急な坂だが長くはないのでそんなにつらくはない。三ッ峠山の山頂はかなり強い風が吹いていて冷たいので、皆上って来てはいるがすぐに下っているようだ。
三ッ峠山とは私達がいるこの開運山と木無山・御巣鷹山の三つを総称して呼ぶようである。山頂で周囲の展望を眺め、私達も昼食は温かい場所で食べたいので先ほどの日当たりの良い広場まで戻った。広場で温まりながらの昼食、周囲にも何組かの登山者が休憩中、外人もおりさすがインターナショナル、富士山の展望台である。
 
下山道は歩きやすい 天上山(カチカチ山)から富士山
 
山頂駅から河口湖を見る 河口湖畔の紅葉
ゆっくりと休憩した後はロープウェイ駅に向かって長い尾根歩きが始まる。上って来た道を見送って左手の尾根を行くとある岩場の上ではハーネスやヘルメットを装着した人多し、どうやらロッククライミングの講習のようである。ススキの茂る道を通過し、狭い登山道を行くがここだけは斜面がきつく歩きにくかった。
その後は長いが平坦な登山道なので比較的楽な歩きである。富士山の雲が取れると天上山になり、少し下るとカチカチ山ロープウェイの山頂駅であった。なぜカチカチ山なのかは広場に説明板があるのですぐわかる。昔河口湖近くの天下茶屋に身をおいていた太宰治が「カチカチ山」のパロデイーで書いた作品があり、ウサギを美少女に、タヌキをその美少女に恋する中年男性に置き換えた作品でこの河口湖畔の山が舞台なのでこの山を「カチカチ山」と呼んでいる旨の説明が書かれていた。
今度その小説を読んでみたいと思いながら展望台から河口湖を見下ろしロープウェイ山頂駅の改札に行くと、なんと強風のため午後から運航休止中であった。結局ロープウェイには乗らずにハイキング道を最後まで下ってロープウェイ駅駐車場に戻るのであった。最後に紅葉祭りが行われている湖畔の紅葉を見に行く、湖畔に並ぶ木々は紅が素晴らしく、後１週間後が見頃といった感じであった。
紅葉はますます高度を下げ、奥多摩周辺も来週あたりからが見頃となるのであろう。
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