為五郎の山行き歴　2009年

秩父のミニ岩峰
般若山(407m)と釜ノ沢五峰(590m)を行く・2009年1月17日

メンバー：２人

コース概要＝法性寺駐車場(10:37)ー龍虎岩(10:50)ー奥ノ院(11:00)ー第一鉄塔(11:17)ー第三鉄塔(11:37)ー長若山荘(11:53)ー一峰(12:22)ー二峰(12:27)ー三峰・昼食(12:40)ー出発(13:05)ー四峰(13:10)ー五峰(13:18)ー布沢峠(13:31)ー中ノ沢ノ頭(13:41)ー竜神山(14:00)ー兎岩(14:24)ー兎岩登山口(14:36)ー法性寺(15:05)　所要時間＝4時間28分
交通手段＝往路＝自宅ー青梅ー飯能市ー秩父市　復路＝往路の逆

＜般若山＞

札所32番の法性寺を出発	岩の間を抜けて行く

登山も約１０年やっていると近くの低山はかなり登っており、冬になるとどの山に行こうかと迷うようになっている。今回、埼玉県 の山と言う本を購入し名前は怖いが面白そうな般若山と釜ノ沢五峰に行ってみようと決めた。秩父の山にも何度も登ってはいる が、まだまだ面白そうな低山が多くあるようだ。 見慣れた秩父の市内を走って登山口のある秩父札所３２番の法性寺へと向かう。今日も寒さは厳しく法性寺近くの路面は凍結 していた。寺の駐車場に車を停めて寒い外へと飛び出し寺の境内へと入って行った。雪が積もった寺の中の階段を登り、岩の間か ら道標に従い奥ノ院方向へと向かう。

岩の下に石仏が並ぶ	お船と呼ばれる大きな岩

奥ノ院から武甲山	亀ヶ岳・亀に似ている大きな岩

月光(がっこう)坂と言う名の狭い道幅の坂を登り龍虎岩の下を通過し、更に鎖の付いた狭い階段状の道を登って行くと上方に 大きな岩が見え近くに行くと石仏が何体もあった。右手に回るとすぐにお船と呼ばれる岩の上に登り出た。前は絶壁のため慎重に 左手に向かい奥ノ院への鎖場を登った。 岩場を登ると周囲に展望が広がり、武甲山をはじめとする山々が見えた。奥ノ院から第一鉄塔に向かうこの辺りがピークらしい が般若山の名は何処にもない。第一鉄塔を過ぎ少し下って暗い杉林の中を登り返して第二鉄塔の下へと出ると陽だまりでぽかぽ かであった。 その後、滑りやすい落ち葉の積もった坂をロープを使用して水の流れていない小さな沢に下りきる。第三鉄塔を通過して登山道 左手に亀ヶ岳を見ながら釜ノ沢方向へと快適に下る。あっという間に釜ノ沢五峰への登山基地である長若山荘の上に至り、次の山 に向けて小休止をした。

戻る＜釜ノ沢五峰＞

凍てつく小さな沢	二ノ峰・峰ごとに立っている

二ノ峰から武甲山	二ノ峰の鎖場を下る

小休止後釜ノ沢五峰へ向け出発、すぐに左手には凍てつく小さな滝があり寒さを感じる。小さな木橋を渡って桧林の中を登り 高度を上げると登山道右手には先程下った般若山の岩場が見える。その尾根を見ながら更に登ると少し雪のある一ノ峰であった。少 し進むと二ノ峰になり岩の上からは南側が開け、先程も見た武甲山の景色が素晴らしかった。 二ノ峰からは約10m程の鎖場を下って登山道に戻り、昼食をした三ノ峰へと到着した。三ノ峰は二ノ峰と同じく岩の峰であり、岩 の上に腰を下ろして南側の景色を見ながらカレーとラーメンを食べた。低山と言ってもさすがに厳冬期、休んでいるうちに汗をかい た体は冷えてしまうので昼食後すぐに先へと向かった。

最後の五ノ峰	五ノ峰の西側は展望良い・二子山、両神山遠望

四ノ峰を通過し五ノ峰までは少しあるが、そんなに急な登りではないため楽であった。五ノ峰からの展望はなく今ひとつである が、その先約200m程行くと東側が開けた場所があり両神山や二子山が良く見渡せるのであった。少し下って布沢峠を通過して左 手へと折れると日陰で雪が多くあるためかなり寒くなる。 大きなもみの木の下を通過して中ノ沢ノ頭で金精神社への道を見送りＵターンするように尾根を下りだす。今度は武甲山を正面 に見て歩いて行く。竜神山のピークへ息を切らして登ると一気に急な下りとなって行く。

賽ノ洞窟	兎岩より二、三ノ峰を見る

兎岩を慎重に下る	兎岩登山口に下がったツララ

大きな鉄塔の下を通過するとすぐに賽ノ洞窟があり、更に少し進むと大きな兎岩の上に出る。兎の形に似ているのでこの名が あるのだろうか、般若山の亀ヶ岳の亀と合わせて付けた名前かもしれないなと思うのであった。兎岩の上からは釜ノ沢五峰の二ノ 峰と三ノ峰付近が目の前に見えている。 武甲山を見ながら両サイドに設置された鎖を伝って慎重に兎岩を下れば後は登山口まで一気に下るだけである。登山口に下 がった冷たそうなツララを見てこの辺りは夜になると相当冷え込むんだろうなと思う。車を停めた法性寺までは車道を戻ることにな るが、30分程なのでそんなには疲れはしなかった。 下山後は近くにあるクアパレスおがのに寄りたかったが改装中のためか現在閉館中とあった。仕方がないので帰り道にあるさ わらびの湯に浸かり帰路に着いた。