為五郎の山行き歴 2011年

相模湖裏高尾の展望良い
石老山(694.3m)と石砂山(578m) ・ 2011年12月11日 (■)

■メンバー:単独

■コース概要=相模湖病院駐車場(9:28)ー顕鏡寺(9:39)ー八方岩(9:54)ー融合平展望台(10:02)ー石老山山頂(10:27)ー金毘羅神社(10:50)ー篠原集落(11:15)ー石砂山山頂(11:53)ー下山(12:15)ー篠原集落(12:46)ー金毘羅神社(13:25)ー分岐点(13:41)ー大明神展望台(14:09)ーピクニックランド前(14:41)ー相模湖病院駐車場(15:18)  所要時間=5時間50分

■温泉:藤野やまなみ温泉

■ 交通手段=往路=自宅ー上野原市ー相模原市  ※ 復路は往路の逆

顕鏡寺への参道を行く 顕鏡寺
■ 12月になり初めての登山、快晴となりそうなので富士山を見るために家から近い相模湖後方の山、石老山石砂山に行ってみることにする。相模湖の脇を走り登山口に向かうと多くの登山者がバス停から歩き始めていた。私は車なので相模湖病院の駐車場まで上り顕鏡寺の参道へと入って行った。

石畳でを行くと次々に名物の奇岩群が現れる。(奇岩群アルバム参照)奇岩を見ながら前の登山者に続いて行くと顕鏡寺に到着した。ここにも団体登山者がおり、日曜日なので朝から賑わっている。
奇岩群アルバム
登山道から八王子方向 最後の紅葉
■顕鏡寺岩窟の前からようやく登山道らしい道となり、女性3名を抜き高度を上げて行く。周囲の木々の葉はかなり落ち始めていたが、一本の木の最後のを見る。更に高度を上げ振り返ると展望が良い場所があり、八王子方向の眺めが良く遠く新宿副都心ビル群も見えていた。
奥高尾の山並 落ち葉積もる登山道
■ その後も登山道の奇岩を見ながら進む。八方岩という展望の良い場所で家族4名と出会い、杉林の中で家族を抜き緩やかに登って行くと融合平展望台に着き、相模湖の後方の奥高尾の山並みを眺めた。濡れたベンチは凍っていて厳しい寒さを感じられた。その後、落ち葉の積もる登山道を快適に進んで行った。
山頂手前には雪が積もる 石老山より富士山を見る
山頂には団体登山者がいた これから行く石砂山・後方大室山
■ ジグザグの登山道を登り山頂手前では何と積雪も見られた。低山でもこの前の雨がここではであったのであろう。石老山の山頂に着くと団体登山者や他の登山者で賑わっていた。山頂からは南側の展望が良く、真っ白富士山や丹沢の山並が見えている特に大室山富士の前で大きな存在感ある山容を見せていた。

山頂で写真撮影をして次の山である石砂山を目指して篠原集落方面への登山道を下って行く。途中、金毘羅神社のまえの休憩場所からは目的の石砂山が見えていた。
石老山を振り返る 山頂手前の急な坂
■ 一旦篠原集落へと下り東海自然道の道標を目印に車道を歩く。静かな集落を行くと篠原バス停付近から右手に向かう。集落から木橋を渡るとすぐに石砂山への登りが始まった。篠原集落から前を行く1名の登山者に続き尾根を行く。途中振り返ると先程登って来たばかりの石老山が横たわっていた。

山頂手前には今までにはなかった急な登りが待ち受け、前を行く男性の歩きも遅くなっている。私はまだまだ余力はあったが、男性を抜かずに同じ間隔を保ち坂を登って行った。
石砂山から焼山を見る 木々の間から富士山
■石砂山の山頂に到着、南側の展望が開けていて正面の焼山が大きく眼下には青野原の集落が見えている。山頂からは富士山は見ずらいので少し西側の尾根方面に行ってみたが、樹木が邪魔をしているので石老山のような展望は得られなかった。山頂に戻り一つのベンチに座り陽射しを浴びながら軽い昼食とした。もう一つのベンチでは先程の男性が休憩中であった。

男性が山頂から青野原方面に下り行くのを見届けた後、私は来た登山道を戻り再び石老山方向へと向かう。来る時も見かけたが、登山道にはギフチョウを採取してはならないとの標示あり。篠原集落にはギフチョウの説明板があり、神奈川県の指定天然記念物でアゲハチョウ科に属しその可憐な姿から春の女神と称される。かっては表丹沢、東丹沢と広く分布していたが、1960年以降に次々に消滅し現在は石老山周辺のみとなってしまったそうである。ここのギフチョウもいつかはいなくなってしまうのかなと思いながら集落を抜ける。
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大明神展望台から相模湖 八王子方向を見る
■ 再び石老山を目指して尾根歩きをしてを高度を上げる。低山とはいえさすがに二山を登り下りしたので足は疲れ気味、分岐点まで登り大明神山方向へと下る。山ガール3名を抜いて大明神山のピークを越え進むと立派な展望台がある。展望台からは眼下に相模湖その後方には景信山から城山への稜線や八王子方向の展望が得られる。

展望台からの下山道はやや歩きにくい道であったが、何人かの登山者を抜いてキャンプ場を抜け無事に車道に出た。相模湖ピクニックランドの前に下り、車を停めた相模湖病院までまた少し登って本日の登山は終了した。こんな近くにこんないい山があるとは、満足して帰途に着く為五郎であった。
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大明神展望台から石老山 ピクニックランドの観覧車