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 メンバー：２人
コース概要＝酒水の滝駐車場(8:35)ー鍛冶屋敷(9:22)ー古宿(9:35)ー市間(10:05)ー高杉(10:35)ー神明社(10:49)ー牧場敷地内
(11:10)ー大野山山頂・昼食(11:40)ー下山(12:25)ー山北分岐点(13:10)ー東名高速上(14:02)ー酒水の滝駐車場(14:35)
所要時間＝6時間00分
 交通手段＝往路＝自宅ー上野原市ー(上野原ＩＣ〜中央自動車道〜河口湖ＩＣ〜東富士五湖有料道路〜須走ＩＣ)ー小山
町ー山北町 ※復路は往路の逆
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| 道路脇のキンカン |
国道２４６号・大野山入口 |
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| タチスボスミレ |
菜の花と民家の段々畑 |
 どこへ行っても先日の雪が残っているだろうと迷った挙句、丹沢の一番下に位置する大野山に行ってみることにする。地図を調
べて酒水ノ滝(しゃすいのたき)の駐車場に車を停めた。歩き出すと車道の脇にはキンカンやミカンの木々が多く暖かい場所なので
あろう。
国道２４６号に出て大野山方向に向かい、歩道のトンネルをくぐると大野山への車道が現れた。車道を行くと菜の花が咲き春っぽ
い。朝で少し頬に当る風が冷たいが、先日降った雪の跡は全くなく拍子抜けする。足が慣れてきた頃に東名高速道路の下をくぐっ
て先へと進む。
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| チゴユリ・開花近し |
古宿集落のお茶畑 |
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| 古宿集落より大野山 |
のどかな市間集落 |
倒れている道標を見つけて右へ上って行くと静かな鍛冶屋敷集落になる。静かな集落の中には犬の吠える音だけが聞こえて
いる。暖かくなり上着２枚を脱ぎコンクリートの道を行く。ここから軽トラックのみ通行可能と書かれた場所で集落を振り返ると菜の
花の先には段々畑が広がりのどかである。
急になったコンクリート道を行くと左手には須賀神社あり、その近くにはチゴユリが一輪有りつぼみは今にも開きそうな感じだ。上っ
て行くとまた集落有り、ここは古宿集落であろう。集落の後方には茶畑が広がり、その茶畑の手入れをしている機械の音が響く。古
宿集落には新しい家が多いのが印象的であった。
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| 高杉集落と山並み |
牧場敷地内に飛び出す |
共和小学校まで行くと大野山がすぐそこに見えていた。トイレがあり地元の女性２名が「トイレは大丈夫ですか。」と優しい声を
掛けてくれた。分岐点があり、市間集落方向へ向かうが、道は工事中で車両は通行止めであった。工事中の場所を抜けると再びコ
ンクリート道になり、車両が来ないので快適に歩けた。
市間集落に入って茶畑の横を歩いて行くが大野山の標識は一切なく不安になる。集落の一番上の家まで行きその家のおばさん
がいたので、「ここから大野山にいけますか。」と聞くとおばさんは「ここからは行けないよ、でもこの先の神社方向へ行けば登って行けるよ。」と親切に教えてくれた。
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| 牧場より古宿集落を見下ろす |
牧場より富士山 |
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| 牧場内を行く |
富士山が近付く |
教えられた舗装していない林道を歩いて行くと郵便屋さんのバイクが走り、まだこの先にも集落があるようだなと思う。かなり歩
くと一段と小さな集落、高杉集落に到着した。梅が咲き小さな茶畑が広がるのどかな集落からは東側の山並みが良く見えていた。
それからコンクリート道を歩き高度を上げると神明社に到着、おばさんの言っていたとおり裏手には登山道が続いていた。薄暗い杉
林の中に入って進むと久しぶりに大野山への道標が立っていた。そこから少し行くと目の前にまさに牧場と思われる草原が広がっ
ていた。
牧場内に飛び出ると素晴らしい景色が目の前に広がっていた。西に雪の多い富士山が大きく、南には箱根山、金時山、明神ヶ岳、
矢倉岳と有名な山が連なる。そして東側の丹沢方向の景色がまた良い。
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| 金時・明神・矢倉岳方面 |
トラクターが行く |
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| 山頂より丹沢湖 |
山頂より丹沢主稜 |
牧場の中のコンクリート道を丹沢を見ながら快適に歩いて行く。桧洞丸、蛭ヶ岳、丹沢山と丹沢の主稜がかなり近くに見えてい
る。富士山が前方にまた近付き歩いて行くと、牧場 を走るトラクターが私達の横を走って行く。
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| 牧場と雪の多い富士山 |
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| 牧場内を下る |
下山中歩いて来た牧場を見る |
１１時４０分山頂到着、目の前の富士山と丹沢湖の後方の丹沢の山並みを見ながらベンチに腰を下ろして昼食の準備、山頂に
は写真撮影をする男性２人と女性登山者２人そして小学生と思われるグループ約１０人程がいた。休憩していると少し寒い山頂でカ
ップヌードルを食べココアを飲み体を温める。
霞んできた富士山を見ながら南側に下山開始、谷峨駅方面に歩いて行く。先に下った女性２人に続いて東名高速道路や国道２４６
号線を見下ろしながら下って行った。ジグザグに下って先行していた女性２人を抜き分岐点を山北方面へと向かう。途中でシュンラ
ンのつぼみに出会い、春だなーと思いながら林道歩きを続けた。
都夫良野集落を抜け東名高速道路の陸橋を渡ると朝歩いた鍛冶屋敷集落に戻った。陸橋の上からは大野山が大きく、山頂の牧
場も良くわかった。丹沢の南側に位置する大野山は展望が良く小さな集落ののどかな雰囲気と牧場の風景を味わえる低山として
は文句なしの山であった。
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